Noh meets Jazz -ノウ・ミーツ・ジャズ- 2024
公益財団法人梅若会
Noh meets Jazzとは…
「Noh meets Jazz」は若手アーティストの育成を目指すプロジェクトです。能楽を通じて日本人の感性を知る機会を提供しています。能楽は日本独自の芸能であり、700年以上にわたり受け継がれ、現代の芸術として海外でも高く評価されています。しかし最近では日本文化の継承者が減少しており、また、コロナ渦の影響で自身の活動を俯瞰する機会が少なくなっています。
このプロジェクトでは、能の世界観を通してアーティストたちが自身の活動を見つめ直し、能とジャズの世界を共有し学び合うことを目指しています。海外で学ぶ日本人アーティストも自国の文化に触れる機会が少なく、これを通じて日本人としての美意識や感覚に触れる機会を提供しています。
参加者は異なるジャンルを学び、自らの基礎や技術の原点を振り返りつつ創作に対する視野を広げ、広範な知識を得るための勉強会を行っています。これにより次世代の芸術家の育成に一役買い、国際的に通用する創造性豊かなアーティストの育成を目指しています。
新作 クロスオーバー作品『船弁慶』とは
船弁慶は、美しい白拍子と恐ろしい怨霊という、まったく異なった役柄となっています。弁慶の視点から展開される物語は、前半は静御前と義経の悲しい別れが描かれますが、後半では一転、平知盛の怨霊が義経一行に襲いかかるという劇的な場面で構成され、その変化に富んだ展開から、500年前の演目でありながら、今も五本の指に入る人気曲に挙げられています。優美さと勇壮さの対照で織りなされ、前場には優美な舞が、後場では薙刀を振るう荒々しい舞働が用意されており、謡い・囃子の強弱、緩急も全く異なったものとなります。変化に富む大変劇的な曲です。
今回はこの船弁慶をモチーフにして、作曲家の秩父英里が能の曲構成・リズムを生かしながら5人編成での新曲を生み出しました。
公演について
Noh meets Jazz 育成成果発表会
令和5年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
クロスオーバー作品『船弁慶』
公演日 2024/2/24
時間 17時開場/18時開演
場所 梅若能楽学院会館 https://umewaka.org/access
入場料 3000円(税込)/全自由席
チケット購入
★peatix ピーティックス★
★Confetti カンフェティ★ ※2/7 10時発売開始
<WEB>
https://www.confetti-web.com/noh_meets_jazz
※※ WEB予約でのお客様はご予約前に「GETTIIS」(https://www.gettiis.jp/login)への会員登録(無料)が必要となります。
<電話>
カンフェティチケットセンター
0120-240-540(平日 10:00~18:00)
★公益財団法人梅若会★
03-4530-3278(平日、土曜 12:00~19:00)
出演者
梅若長左衛門(能楽)
松山隆之(能楽)
川口晃平(能楽)
内藤幸雄(能楽)
土田英貴(能楽)
小田切亮磨(能楽)
山﨑友正(能楽)
鷹尾雄紀(能楽)
梅若景英(能楽)
秩父英里(ピアノ)
西口明宏(サックス・フルート・クラリネット)
小美濃悠太(ベース)
吉良創太(ドラム)
KAN(パーカッション)ほか
※都合により出演者が変更になる場合がございます
作舞・監修 梅若紀彰
サウンドディレクター 標葉千晴
作曲・編曲 秩父英里
制作 梅若幸子・高橋三輝子・間杉直子
主催 公益財団法人梅若会
助成 文化庁文化芸術振興補助金(舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する新進芸術家育成事業))
独立行政法人日本芸術文化振興会